平成26年度 日本山岳会Youth Club学生部
アイスクライミング講習会
参加報告書
日本大学山岳部
主 催)日本山岳会 YOUTH CLUB 学生部
目 的)アイスクライミング技術習得、他大学山岳部との交流
山 域)南八ヶ岳 /美濃戸・河原奥エリア&南沢小滝・大滝
日 程)平成27年2月5日(木)〜6日(金)
メンバー)2年 篠崎さやか、水越健輔 以上2名
講師 松原尚之氏 講習会参加者15名
南沢大滝:右ルートクライミング中の水越健輔
行動報告)
2月4日(水)
新宿(高速バス)19:50〜22:50茅野駅
(ステビバ)
2月5日(木) 雪のち晴れ0.3℃
茅野駅(タクシー)08:30〜09:00美濃戸口集合09:30〜09:40河原奥エリア、講習開始〜15:00講習終
了〜16:00赤岳山荘、テント設営
茅野駅よりタクシーにて美濃戸口に集合。美濃戸口では天気予報通り雪が舞っていた。挨拶等を
済まし、早速河原奥エリアへ移動。河原奥エリアは美濃戸口から10分もかからない場所にあり、
2カ所氷瀑がある。どちらも4、5mほどの氷瀑であり、初心者を教えるにはアプローチ的にも良
い場所である。アイスクライミングをするうえでの注意点やアックス、アイゼンの使い方、基本
ムーブなど基礎的なことを教えて頂き、トップロープで登り始める。このころから雪はやんでき
た。途中でアイススクリューの使い方、X字スレッドの作り方を教わり、実際に練習する。アイ
ススクリューは打ち込む場所を見極めれば簡単に打ち込むことが出来た。X字スレッドは何度か
練習しなければ、うまく作ることは難しい。アイスクライミングは、ギアを多く使うクライミン
グであり、装備のメンテナンスの大切さを感じた。各々3、4本程度登ったのち、テン場である赤
岳山荘へ移動する。夜は他の講習生達と交流を深めたり、松原講師のお話を聴いたりした。
2月6日(金) 晴れ−7℃
06:30赤岳山荘〜07:30南沢小滝、講習開始〜10:00移動〜10:30南沢大滝、講習開始〜14:30講習終
了〜16:00美濃戸口 解散 〜茅野駅
テントを撤収したのち、計画通り南沢小滝を目指す。小滝到着後、3本トップロープを設置して
登り始める。アイスクライミング初挑戦の篠崎は、苦戦しながらも松原講師にご声援を頂き頑張
って登りきっていた。3本程度登って、ここから5分ほどの場所にある大滝へ移動する。大滝は
約40mの高さがあり、見た瞬間にやる気が出てきた。松原講師と学生部委員長の吉田さんのリー
ドのもと、トップロープを2本設置して頂いた。やはりうまい人の登り方は、アックス、アイゼ
ン、身体の使い方に無理がなく、パワーよりもテクニックの重要性を感じる。早速片方のルート
に水越が挑戦する。大滝の下段は比較的緩傾斜で意外とサクサク登れるのではないかと思ったが、
甘かった。最後の10mはバーチカルアイス(垂直)で、基本ムーブを意識しなければすぐにパン
プしてしまう。案の定パンプしたがなんとか完登することが出来た。それぞれ一本登ると時間が
きてしまったため、美濃戸口まで下山し解散となる。
(報告者:水越健輔)
日本大学山岳部からのアイスクライミング講習会参加者
2年 水越健輔(文理:教育) 2年 篠崎さやか(理工:物質応用)
↑河原奥エリア:クライマー松原講師、ビレイヤーは篠崎さやか
↑南沢小滝:アイスクライミング初挑戦の篠崎さやか(2年)