山行報告書

                                                      日本大学山岳部

 

 

目  的)上越の沢を遡行する、中級レベルへのステップアップ

場  所)巻機山 登川 米子沢遡行〜巻機山

日  程)平成261024()1025日(土)

メンバー).大谷直弘(監督/OB)、加藤 純(2年)

鈴木快美、鈴木聡美(以上OG)、石川重樹、須田貴志、

鈴木浩太郎、横山 裕(以上OB                   8

  気  象)晴れ  気温8度(行動開始時)

米子沢上部ナメ滝(左から:2年加藤、鈴木快美OG、横山OB、須田OB、鈴木浩太郎OB

後列左から:石川重樹OB、鈴木聡美OG  撮影:大谷)

行動報告)

1024日(移動日

千石部室2350(車両移動)〜325米子沢桜坂駐車場着

1025日(土)米子沢遡行

米子沢桜坂駐車場600〜ナメ沢出合715〜栂の沢出合845〜上部ナメ

1230〜二股1330〜巻機山避難小屋1410〜巻機山山頂1445

巻機山避難小屋1510〜(井戸尾根下降)〜米子沢桜坂駐車場1745 

  

   帯状高気圧に覆われて雲一つ無い秋晴れの下、7名のOGOBに現役

   学生の加藤部員(2年生)を加えて晩秋の上越の登川米子沢を遡行した。

25日未明、続々と現地集合のOBが集まり始める。入渓準備を整えて定刻

通り午前6時に駐車場を出発する。8名の大部隊による遡行になると、最初

からワイワイガヤガヤ…あっちだ、こっちだ、ここを巻け、前回遡行した時

はここじゃない…・と賑やかなパーティーとなる。出始めはゴーロ帯の堰堤

群の乗っ越しに少々辛抱が必要だが、本日の好天と素晴らしい紅葉、上部の

ナメ滝が待っていてくれると思うと苦にならない。

 

ナメ沢出合過ぎの6m+3段40mのゴルジュ帯は右岸を大きく高巻く。この

高巻も油断禁物、大谷と加藤は要所でアンザイレンにて通過する。栂の沢

上部のスダレ状の滝までは4m〜20m程度の滝が出てくるが石川、鈴木浩

太郎の両OBが殆んどリードしてくれる。ゴルジュ帯を抜けると米子沢の

ハイライトであるナメ滝が待っていてくれる。天高く澄み切った秋の青空に

向って、源頭部まで数百メートルに延びるナメ、緩斜面のナメをメンバーが

思い思いのルートでゆっくりと辿る。巻機山頂部の草原地帯と相まって源頭

プロムナードと言った感じである。奥の二股から左にルートを取って、巻機

避難小屋まで藪漕ぎも無く達する。空身で巻機山を往復して、井戸尾根を

下降する。

 

7合目にて群馬から駆けつけてくれた原澤OBと合流する。2歳になるお

子さんをキャリーに背負って、井戸尾根を登り我々を迎えて来てくれた。

本当に久しぶりである、しばし旧交を暖めてから一緒に下山する。

 

今回、現役の学生から20代、30代、40代の中頃のOB,OGと不肖50

中頃の大谷まで見事に年代別のメンバーが揃った。鈴木快美OGの人脈と米

子沢ファンの集まりではあったが、いきなりの初対面が何人もいた。それで

も日大山岳部の学生、OBと言う共通点だけでチームワーク良く、緊張感

を保ちつつも行動中は笑顔が絶えることが無かった…大変楽しい山行とな

った。                     (報告者:大谷直弘)

 

 

      

 

            快晴の巻機山山頂

 

 

学生を囲み山を通して各年代の山岳部OBが集える機会が増えて行きそうな感じです

 

 

 ゴーロもやっと終わりこれから開始といったところです

 

 栂の沢出合地点通過

 

 傾斜のきつい滝は少ないがザイルを張って通過する

 

 上部ゴルジュ手前トヨ状の滝を通過する

 

 2段15mの滝右壁の草付きをシッカリとザイルを張って通過する

 

ゴルジュ上部2条20m右壁から登ります

 

 ゴルジュ出口12mの滝は左壁から登ります

 

 左から鈴木、須田、加藤(2年)、横山

 

 

 滝の中央部を登る鈴木

 上部ナメまであと少し…

 

 ナメ滝に抜ける手前の滝

 

 ナメ滝出口6mの滝

 

 ザイルを張って通過

 

今回のハイライトナメ滝に入りました

 

ナメ滝の上で大休止

 

鈴木快美OGです

 

ナメ滝

 

ナメ滝中間部

 

ナメ滝上部より

 

学生の加藤君がトップで引っ張る