山行報告書
日本大学山岳部
目 的)奥秩父の沢登りを経験する、行程の長い沢を遡行する
場 所)奥秩父 笛吹川東沢 釜ノ沢東俣
日 程)平成26年10月7日(火)〜10月8日(水)
メンバー)L大谷直弘(監督)、鈴木快美(OG)、篠崎さやか(2年)計3名
気 象)晴れのち曇り 気温8度(行動開始時)
千畳のナメ(左:鈴木快美OG 右:篠崎さやか2年)
行動報告)
10月7日(火)
千石部室22:40(車両移動)〜1:45西沢渓谷入口駐車場(仮眠)
10日8日(水)
西沢渓谷入口駐車場5:45〜ホラの貝ゴルジュ入口7:00〜山ノ神〜7:30〜
東のナメ沢出合い8:30〜金山沢出合い9:50魚留の滝10:30〜千畳のナメ10:45〜
両門ノ滝11:30〜源頭部ナメ15:00〜ポンプ小屋15:15〜甲武信岳小屋15:45〜
甲武信山頂16:10〜甲武信岳小屋16:30〜
木賊山16:25〜近丸新道分岐18:00〜西沢渓谷入口駐車場20:00
今回、鈴木快美OGと篠崎さやか部員(2年)を伴い行程の少し長い沢を目指した。
篠崎部員も沢登りは葛葉川、小川谷…と着実にステップアップして来ている。大型
台風18号の去った後、水量が少し気になっていたが心配るほど多くは無いので、
計画通り入渓する。秋の爽やかな天気のもと素晴らしい沢登りの1日となった。
予定時間より少し遅れて出発、山の神までは左岸の踏み分け道を辿るが所々荒れて
いる。高さも沢からあるので慎重に進む。ホラの貝のゴルジュ入口はエメラルド
グリーンの釜を抱えて綺麗である。東のナメ沢は圧巻そのもの、記念撮影タイムと
なる。金山沢出合いまでは小渡渉を数回繰り返す。これは丹沢辺りでは経験でき
ない沢登りテクニックであり、渡渉ポイントを考えながら進む。流れの急なところ
はザイルを数箇所出して渡渉した。魚留めの滝の高巻き(左壁)は3ピッチ程ザイ
ルを出す。魚留めの滝の上部、千畳のナメが今回のハイライト。澄んだ秋の空、
柔らかな秋の日差し、紅葉の始まった木々のトンネルの下に伸びるナメ。他のパー
ティーは誰もいないので、我ら独り占め状態に女性陣の歓声が響く。ナメを登り、
4段の滝、曲り滝を経て両門の滝に出る。両門の滝は右壁に取り付き、トラバース
して落ち口へは懸垂で降りる。広河原は水流を離れ左岸を辿るが、ピンクテープの
マーカーが要所についているので問題なし。水師沢出合いを確認し源頭部分の小
ナメまで来ると、篠崎、大谷はヘトヘトになってくる。ポンプ小屋までの源頭部も
シッカリと鈴木OGがルートを導いてくれる。ポンプ小屋から登山道を辿ること15
分で甲武信小屋に到着。甲武信小屋にザックを置いて頂上を往復する。ギリギリ時
間がありそうなので一気に西沢渓谷のスタート地点へ下山する。
(報告者:大谷直弘)
↑ホラの貝のゴルジュ入口
↑金山沢出合いまでは河原歩きの連続
↑東のナメ沢 出合い正面の滝は4段260m
↑東のナメ出合
↑魚留めの滝(左:大谷・右篠崎)
↑沢登り大好き部員:篠崎2年
↑魚留めの滝
↑千畳のナメを行く
↑千畳のナメ入口
↑両門の滝
↑源頭部ナメ
↑甲武信小屋
↑甲武信岳頂上