山行報告書
日本大学山岳部
場 所) 丹沢 玄倉川水系 小川谷廊下
日 程) 平成24年7月26日(土)
目 的) 沢登り技術ステップアップ・小川谷を楽しむ
メンバー) L 山浦祥吾(4年)、水越健輔(2年)、加藤純(2年)、篠崎さやか(2年)、
大谷 直弘(監督)
気 象) 晴れ 気温+27度(行動開始時)
新松田駅付近7:10(車両移動)〜小川谷出合(立間大橋手前)の分岐8:00〜穴の平橋手前下降
地点8:45〜入渓地点9:05〜ツルツル大岩11:45〜デッチ沢上部壊れた堰堤15:15〜穴の平沢
手前下降地点16:30〜小川谷出合(立間大橋手前)の分岐17:05(車両移動)〜新松田駅解散
17:30
小川谷廊下入渓地点(左から:山浦、篠崎、加藤、水越) 撮影:大谷
報 告)
今回、2年生が中心となって小川谷に行きましょう!とリクエストが上がり、リーダーの山浦主将に
加えて貰い小川谷を遡行した。当日の天気は晴れ、朝から蒸し暑さも加わり小川谷遡行日和を予感さ
せるスタートとなった。新松田駅近くで大谷の車両と学生が合流、一路、玄倉を目指し出発する。
ユーシンと西丹沢県民の森に分かれる小川谷分岐で車両通行止めになっており、ここで車を降りて
行動を開始する。林道をしばし登り、明瞭な踏み跡を辿って小川谷入渓地点へ下降する。
F1、F2とザイルを出しながら順調に滝をクリアして行く。F3(2段6m)は山浦主将にトップで 右岸からリードして貰い、水越、加藤以下のセカンドは瀑芯を中央突破する。二人はこの直登で沢の水を シッカリとウォーターローディングする。F7の10mは左壁より取り付き、釜の中央部でバンド沿いに 右壁にトラバースして水流の下をくぐるように乗越す。ツルツル大岩でしばし大岩と戯れて更に先に進む。F7からは先は採番のされていない滝も面白く、積極的に釜の中を泳ぎながら登って行く。水越は泳げないと言っていたが、ザックの浮力に助けられ果敢に釜の中を泳いでいく。加藤も篠崎も暑いせいか自然と釜の中にルートを取り、水流沿いに各滝をクリアして行く。
最後の石棚2段20mは山浦主将にトップを切ってザイルを固定して貰い通過する。2ピッチ目は水越にトップでザイルを張って貰う。F12(5mトイ状の滝)をクリアして終了となる。上部半壊した堰堤を左からくぐり、ゴーロに出たところで小休止、最後は左手の踏み跡を辿りワサビ田を
通過し、仲の沢径路に合流して入渓地点の林道まで戻ってくる。一昨年、小川谷に来たときは随分と林道が荒れていたが、今年は歩き易くなっていた。
天気も良く、蒸し暑く、ズガもいなく、水量も多くなく全てが好条件であった。直登、トラバース、滝のくぐり、高巻き、釜泳ぎ+へつり……と小川谷を思う存分満喫する。篠崎も加藤も水越も釜に浸かり、泳ぎ、水を被りながらなるべく直登した。何回訪れても良い沢である。今回も良い沢登りが出来たと思う、学生には次に繋げて行って貰いたい。
(報告者:大谷直弘)
↑いざ、小川谷廊下入渓です
↑F3の通過
↑F8(7m)山浦主将トップでリード
↑石棚手前ナメの通過:加藤純(手前)、水越
↑石棚ゴルジュ帯のクライミング:篠崎さやか
↑釜を泳ぎ取り付く水越
↑ゴルジュ帯の釜泳ぎで取り付く水越
↑上部ゴルジュ帯の通過
↑ゴルジュ帯上部の通過
↑最後のゴーロにて左から:大谷、篠崎、加藤、水越、山浦
↑林道へと向かいます