山行報告書

 

                      日本大学山岳部          

場 所) 丹沢 葛葉川本谷

    日 程) 平成26713日(

    目 的)   1年生の沢登り講習会・葛葉川を楽しむ

メンバー)  L水越健輔 (2年)

高根沢亮太(1年)、中田航平(1年)、大谷直弘(監督) 

気 象) 曇り 気温26度(入渓時)

タイム)  秦野駅800(車両移動)〜830葛葉の泉840〜大平橋1110〜富士形の滝1200〜源頭1300〜三の塔1325〜二の塔134515:00葛葉の泉151516:00秦野駅(解散)

        

      入渓地点の葛葉の泉:左からL水越、高根沢、中田、大谷

 

(報 告)

 秦野駅からタクシーで葛葉の泉まで移動し、早速準備をして入渓する。水は少し冷たいと感じる。大谷監督と水越でザイルを出しながら、どんどん登っていく。一年生のふたりは初めての沢登りである。ザイルで引き上げて登ってくるふたりは、笑顔で登ってくる。高根沢は、このぐらい余裕ですよといった感じだ。中田はぎこちない部分もあったが、徐々に慣れていったようだ。われわれ以外にパーティーはあまりおらず、サクサク進んでいける。簡単に進んでいける小滝の連続で、聞いていた通り葛葉川本谷は入門に最適なコースだと思った。F9を過ぎてから浮石に注意しながら進んでいくと、左手に三の塔尾根へ続く道が出てくる。ここの草付きは、台風の影響かぬかるんでおりザイルを出す。今日のルートで一番シビアだったかもしれない。三の搭尾根へ出て、ガチャ類などをザックにしまい、三の搭を目指す。10分ほどで頂上に到着し、写真を撮り下山する。葛葉の泉まで無事戻ってきて、ヒルに怯えながら着替えをした。中田がヒルの洗礼を受けていた。

一年生のふたりは、初めての沢登りを楽しめたようで良かった。秦野駅まで徒歩とタクシーを使っていき、秦野駅で解散した。                        

   (報告者:水越健輔)

 

追 記)

秦野駅でタクシーの運転手さんに台風8号の降雨状況を聞いたが、県央地区でも雨量は少なかったらしい。水量も多くなく、途中、市内を流れる水無川も菩提原付近の葛葉川下流の水量もいつも通りであった。どうやらルートも荒れてなさそうで良かった。葛葉の泉から行動を開始し、前半のF5板立の滝(8m)と後半のF7富士形の滝(8m)はLの水越君(2年)にリードをして貰った。大谷からは中間ピンの取り方、トップでの確保時のピンの使用と考え方について指摘した。また、今回はハーケンの打ち足しが有ったりして、打音の変化で効いているか否かも分かって貰えた。難しくない沢でも実践は多くを学ばせてくれることを分かって貰えたと思う。ヒルの撃退方法もしかり…(笑)。山行での経験値を一つでも増やすことは、一様でない様々な状況やケースにおける疑問点や課題点を多く得られるし、そして次に必ず役立つ。現場での講釈が長くなった場面があったが、良い山行が出来たと思う。

                              (報告者:大谷直弘)

 

↑F1手前3mを登る高根沢

 

↑F1-5mを直登する中田

 

↑F1-5mを直登台風の後で水量は少し多めだがの登り切る中田

 

↑F-1のゴルジュ帯が過ぎると沢は明るくなる

 

 

↑F3-7mを登る高根沢

 

↑F3-7mを登る中田

 

↑源頭を詰めて三の塔頂上へ

 

↑源頭部分へ