山行報告書

日本大学山岳部

場 所)谷川岳

日 程)平成26516()518()

目 的)チームワークの向上

メンバー)2年 L水越健輔、加藤純、大谷直弘(監督)  計3

    谷川岳トマの耳頂上(左から:大谷、水越2年、加藤2年)

行 動)

516()移動日

土合駅21:00〜土合口駅21:30

電車で土合駅に到着後、土合口駅へ徒歩で移動。土合口駅に到着後、テントを設営しすぐに就寝する。雨が降っていて、一晩中風が強かった。

 

517()停滞 雨

起床後、730分頃に大谷監督と合流。天気は雨で、風が強かったため稜線上を歩くのは危険と判断し、12時頃まで天気が回復するのを待つことにする。徐々に天気は回復していったが、依然風が強かったため停滞を決定。大谷監督は仕事のため一度帰京。土合口駅周辺を散策した後、明日に備えてゆっくりと就寝する。

 

518() 曇り後晴れ 気温6°行動開始時

土合口駅07:00〜天神峠07:40〜熊穴沢避難小屋08:20〜トマノ耳09:40〜熊穴沢避難小屋11:20〜谷川ロープウェイ12:30解散

6時ごろ起床し、大谷監督と合流する。天気は曇りでほぼ無風のため、これなら行けそうだと、ホッとする。朝一番のロープウェイに乗り、天神平へ。そこから更にリフトを乗り継ぎ天神峠へ。体操後、出発。熊穴沢避難小屋までの尾根上には雪がところどころ残っている。前日の雨と雪解け水によって濡れた岩や木道に気を付けつつ、進んでいく。トップの加藤は快調にとばしている。途中、大谷監督に歩行技術に関して教えて頂きながら、熊穴沢避難小屋まで一気に進む。避難小屋からザンゲ岩過ぎまでの尾根上に雪は残っていなかったが、肩の小屋直下の斜面には70cm程度の雪が残っていた。ここでヘルメットとハーネスを装着。もともと張ってあるロープにカラビナ2枚でセルフをとりながら登っていく。この辺りからガスっていて、周囲の景色はよく見えない。トマノ耳に到着。頂上はガスっていて、視界が効かないためオキノ耳へ行くことを断念する。写真を撮り、すぐに下山する。肩の小屋直下の斜面で、斜登高・斜滑降、方向転換、グリセードといった雪上訓練が大谷監督指導のもと開始される。加藤、水越ともに初夏合宿前に、動作や技術の再確認ができたことは非常に良かった。雪上訓練を終えて、下山する。熊穴沢避難小屋へ着いた頃には、天気は晴れてきて頂上も良く見えてきた。残念だと思いつつも、谷川岳の変わりやすい天候はおもしろいとも感じる。帰りは天神峠リフト横の斜面を、先ほど雪上訓練で練習したグリセード、立ちセードで下っていく。そこから、ロープウェイで土合口駅へ。大谷監督の車で、途中良い温泉と美味しいラーメンをご馳走していただき、帰京する。2日間来て下さった大谷監督への感謝の気持ちと、次は西黒尾根に挑戦したい気持ちでいっぱいだった。

(報告者:水越健輔)

 

 

 

 

↑出発前準備体操、ピークはガスの中…

 

↑熊穴沢避難小屋上部の雪渓

 

↑ガスの中頂上直下の雪渓を登る

 

↑期待の2年生 水越、加藤です

 

↑ん〜っ、下山したら晴れました