山行報告書

                             日本大学山岳部

場 所) 湘南 鷹取山クライミング

日 程) 平成251214日(土)

目 的) 岩登り部内管理表のトレース

メンバー)2年 L 賀来素直

1年   水越健輔、山縣 巧、篠崎さやか  監督 大谷直弘   計5

タイム) 京急追浜駅(集合)730〜鷹取山815〜親不知南面フランケ850クライミング開始〜1130昼食〜ビギナーフェース1220〜子不知14001530   終了〜追浜駅(解散)1615

気 象)  晴れ 気温+8度(行動開始時)

 

↑親不知南面フランケ:ジェードルルート20mを登る山縣(写真右)とリッジルート(写真左)を登る篠崎(1年)

 

行 動)

 前日までの冬型の強風はおさまり、鷹取山は朝からクライミング日和となった。早速、親不知南面フランケを目指し急ぎ足で公園の入り口から坂を登り始める。土曜日だが2番目で取り付くことができた。早速、ジェードルルートからクライミングを開始する。同時に左手のリッジ状のルートにもザイルをセットする。ポカポカとした冬の柔らかな日差しを受けながらクライミングを開始する。

ジェードル、リッジ状のルートを各々2本程度登り、前回と同様散策道寄りの凹状ルートも1本ずつ登る。凹状ルートは取り付きが散策道沿いになるため、トップの確保者がその都度ザイルをおろしてクライマーを確保した。南面フランケに取り付いて暫くすると、前回と同じ年配クライマーのチームが瞬く間にフランケの全てのルートにザイルをセットする。親不知南面フランケは展望台下のザイルセット地点まで安全に到達できるのが良い。鷹取山の場合、総じて支点は最低でも3箇所以上から均等荷重によってセットをすること。  またピンについても鉄杭やハンガーピン、アンカーボルト、はたまたハーケン(これは使用しない方が良い)などがあるので、シッカリと効いている支点か否かを見極められる経験者や上級者を伴って行うべきである。今回、南面フランケのザイルセットには加えてバックアップのザイル(20m)を使用して更に固定した。これは支点類から更に遠い標識の鉄柱から連結した。バックアップザイルの末端部分については、高所で行動するときにセルフビレイ用としても活用もした。南面フランケは上から下まで垂直に切れ落ちているのでシッカリとセルビレイを取って準備を行うことが肝心だ。今回も天気は良く富士山、丹沢、伊豆半島、房総半島そして横須賀の潜水艦ドックまでくっきり見える。南面フランケでのクライミングを終了し昼食とする。午後より次の目的地ビギナーフェースを登る。簡単なルートと中央寄りの少し上級のルートを各1本ずつ登る。

水越、山縣の1年生は粘りに粘って何とか登りきる。

その後、子不知の東面が空いたので移動して2ルートを各自1本ずつ登る。今回はここまでで時間切れとなり、コの字でのクライミングの練習は出来なかった。鷹取山でひとつ懸念されるのが土日はどこまで混みあっているかという点であったが、今回は12月と言うこともあって親不知・子不知の混雑具合は思った程は酷くなかった。

今回の目的もトレーニング管理表のトレースであったが、設定ルートのトレースは思ったより本数を消化することができたし、参加部員も真剣に取り組んでいた。

賀来、大谷はザイルセットとビレイヤーに回ることが多かったが、その分1年生は本数をこなすことが出来たので大変良かった。

 

(報告者:大谷直弘

 

 

 

 

↑親不知

↑準備を整えます

↑ジェードルルートを登る賀来(2年)左は水越

↑ジェードルルートを登る篠崎

↑ジェードルルートのトップに到達する水越

↑ビギナールートを登る水越

↑親不知ザイルセット地点 水越・山縣

↑凹状ルートを登る山縣

↑凹状ルートを登る水越

↑後浅間新人フェース

↑子不知東面を登る篠崎

↑本日のクライマー   

↑恒例の記念撮影