個人山行報告書

日本大学山岳部

    所) 丹沢 葛葉川本谷

   間) 平成2577日(日)

メンバー) L 大谷 直弘(監督)、村木 冨士(OB)

             賀来 素直(2年)、井上 理、加藤 純(1年) 

気  象 )  晴れ時々曇り  気温+31度(入渓行動開始時)

     行  動 )

秦野駅800(車両移動)〜835葛葉の泉925〜板立の滝1230

富士形の滝1345〜三の塔尾根稜線1430〜三の塔1515〜二の塔1545

葛葉の泉1650〜菩提バス停1720〜秦野駅1745(解散)

(左から 村木OB 宝迫(2年)賀来(2年)加藤(1年)井上(1年)大谷監督)

 

    梅雨が明け、東京はこの日気温35度を越える猛暑日となった。我々東丹沢の葛葉川遡行隊も入渓時点で既に気温が31度を計測、遡行も熱き戦いを予感させるに十分であった。今回、山岳部新1年生の沢登り教室“葛葉川第3弾”を実施、地元厚木にお住まいの村木OBにもお忙しい中、参加をお願いし指導とサポートを頂いた。

全ての滝はザイルを装着して直登を目指し、そして何よりも安全に登り終えることを目標と致しました。その中で1年生に沢登りの楽しさを感じ取って貰いたいと。当日の朝、秦野駅に全員遅刻なく集合。タクシーにて葛葉の泉まで一気に入ってしまう。準備体操をして早速行動開始。出だしの小堰堤を巻いてから木漏れ日の中を入渓開始、加藤(1年)、井上(1年)両隊員とも、入部してから今回で沢登りが2回目なので、各滝の通過時のザイルの装着、声の掛け合いなど大分要領を掴んできているようだ。この沢、実は前半のハイライトは板立の滝ではなく、F15m)のシャワークライムであります。前回、5月の初めに1年生を連れてきたときは気温が低く、登る気はしなく右側を巻いてしまった。今回は暑い、水量多い、2年の宝迫隊員は気力充実、賀来隊員は暑いので早く滝の中に突っ込みたい、1年生2人も戦闘意欲満々と…・・すべての条件が整いました。大谷が雨具を着こんでトップで登り、賀来君以下順次シャワークライムを満喫して貰う。確保をしていると全員ズブ濡れで登ってくるのだが、落ち口に上がってくるその顔が実に良い。宝迫隊員はこのシャワークライム中に水流を顔面で受け止め、コンタクトがズレて大苦戦。トーマスのように目をクルクルして登ってきた。このF1の通過を含めて前半で少々時間を喰うが、大人数でザイルを出している為止むを得ないとする。林道がクロスする大平橋以降は大分水量も落ち着き、滝も小ぶりになるので、各滝については面白いルート取りをして登る。賀来隊員はあまりの暑さに、滝を登る際にあえて水流沿いに登り始める。暑さで濡れても丁度いい感じである。F96m)を越え、小ゴルジュ帯を通過してから、直に左の尾根道へ取り付き明瞭な踏み跡を辿り、三の塔尾根へ抜けきる。尾根の登山道に出てから、ガチャものを格納して三の塔へ再び登り始める。15分で頂上に出て記念写真を撮るが、とにかくメチャクチャに暑い。富士山も時折雲から顔を出し、箱根の山、伊豆半島、大山、都内、塔の岳、丹沢山まで眺望を満喫できた。二の塔尾根経由で入渓地点の葛葉の泉まで一気に下山する。着替えをしてから、菩提のバス停まで暑いアスファルトの道を歩き、  バスで秦野駅に着いて解散とする。1年生の加藤君、井上君ご苦労様でした。賀来隊員もリードを頑張りました。また、村木OBもお忙しい中、参加して頂き本当に有難うございました。何と7月7日は川の日でした。

                             (報告者:大谷直弘)

 

F1 シャワークライム

 

F3 7mを登る加藤隊員

 

井上隊員も果敢に突っ込みます

 

F3 7mを登る宝迫隊員

 

賀来隊員:F4 2条の滝 メガネが曇る

 

宝迫隊員:いやぁ〜気持ちいいっすッ

 

 

三ノ塔頂上

 

二ノ塔下山中