個人山行報告書

日本大学山岳部

目  的)沢登りを楽しむ

場  所)南秋川水系 軍刀利沢

日  程)平成25630日(日)

メンバー)L 関 洸哉(OB

2年 金原 守人

1年 井上 理、櫻井 鈴音

行  動) 天候:曇り

武蔵五日市駅09:00〜南郷バス停09:35〜入渓点10:4014:35三国峠(遡行終了)〜15:15生藤山〜16:45和田峠〜17:25陣馬高原下バス停

 

 予定通り武蔵五日市駅に集合。そこで櫻井がメットを忘れたことに気付く。その為、私のメットを渡して沢を遡行することに決めるが、危険箇所と判断した所ではトップからセカンドへとメットを受け渡して対応することにする。

数馬行きのバスには50人くらいの登山者が2台のバスに分かれて乗り込む。30分ほどバスにゆられて南郷バス停に到着する。ここで降りるのは私達だけのようだ。林道を矢沢に沿って進むと途中に赤テープが巻かれた木があり、そこから入渓する。金原は全身ウェットスーツという気合の入りようである。その金原を先頭に出発すると、早々小さなゴルジュ帯が現れ楽しませてくれる。5m逆くの字はザイルを出して登る。井上は初の山行が沢登りであったが順調に登っている。櫻井は高校時代に沢登りの経験があるようで、余裕があるのか井上にも注意箇所を伝えながら歩いていた。8mナメ滝では井上が水流から逃げようとして左に寄りすぎ、悪戦苦闘する。215mの大滝は左岸をザイルを出して巻く。上段には残置ロープが張られていた。その他の巻道にも大体ロープが垂れ下がっている。CS5mのチョックウッド滝(木は挟まっていなかったように思うが)はトイ状をシャワークライム。上部は水流の勢いに怖気づいて左に逃げる。ここで全員びしょ濡れとなる。その先も櫻井は積極的に滝を登っていた。井上は水の冷たさに弱っており(確かに冷たい)、水をよけて歩いていた。沢の上部は水も枯れてきて10mの小滝の連瀑を越えると稜線が見えてくる。最後はヤブこぎも無く三国峠に辿り着く。ここから装備を外し、生藤山を越えて和田峠、さらに陣馬高原下まで歩き、行動を終了する。

今回学生は金原含め山岳部で初の沢登りであったが、楽しみながらも遡行図を見ながら進んだりと、地形把握にも良い勉強となった。また、やっと金原も沢登りを体験できて満足そうであった。沢の中盤で井上が「三国峠まで行けばもう沢は出てこないですよね?」と切に願っていたのが印象的であった。徐々に慣れていってもらいたい。

 

6mナメを登る

左に寄り過ぎて悪戦苦闘している