2012年個人山行報告書

                                 日本大学山岳部

山域)北アルプス 槍ヶ岳 北鎌尾根

期間)平成241017日()〜20日(

メンバー)3  関洸哉、横山裕

     2年 山浦祥吾

 

行動)

1017日()移動日

 

新宿発高速バス23:0006:00上高地バスターミナル

 

1018日(木)入山日 曇り

 

上高地バスターミナル06:3509:15横尾09:3710:55槍沢ロッジ〜15:15槍ヶ岳山荘

 

 上高地に到着時雨が降っていたが、出発する頃に雨が止む。紅葉シーズンのためか、横尾までの道程には平日なのに人が多い。横尾を越えてから人数も減り、静寂の中槍沢を登っていく。どんよりした空であったが雨に降られることなく槍ヶ岳山荘に到着する。前日まで19日は雨の予報であったが、晴れの予報に変わっている。天気図を確認して晴天になることを確信し、明日出発することを決める。山荘でおいしい夕飯をいただき、布団で眠る。

 

1019日(金) 晴れ

 

槍ヶ岳山荘06:3506:50槍ヶ岳〜07:45北鎌平08:0009:40装備残置場所12:1514:00北鎌平14:1015:05槍ヶ岳15:25〜槍ヶ岳山荘15:40

 

 山荘の朝食が6時からのため、出発を遅らせる。青空の中、槍ヶ岳に登る。槍ヶ岳頂上から慎重に下り、途中20mほど懸垂下降をして下りる。残置場所までの途中、下りで一箇所危ない所があり、ハイマツなどから支点を取り懸垂下降をした。そこを登り返すことを考え、ロープは残置して先に進む。この先天上沢側にトラバースするのだが、雪が付いていないため尾根に戻るルートがわかりにくく、探すのに時間を費やしてしまった。ルートを発見しその後は残置場所まで難なく進む。2つのザックが6月に回収した時と変わらない状態で残置されていた。昨日雨が降ったこともあり装備が濡れていたため、一つずつ広げて乾かした。引き返す時間を決め、ゆっくりしてから槍ヶ岳へ向け出発する。残置されていた装備は3人で配分し、個装含め130kgくらいであった。ロープを残置した箇所はマッシャーで一人づつ登る。P14付近から北鎌平手前まで千丈沢側をトラバースして進む。トラバース道は槍ヶ岳方面からだとわかりにくい。北鎌平からガレ場を登り、槍ヶ岳を越えて山荘に到着した。

 

 

1020日(土) 晴れ

 

槍ヶ岳山荘07:4510:50槍沢ロッジ〜12:00横尾12:2514:40上高地

 

ゆっくりと上高地に向かう。徳沢付近から一昨日とは比べ物にならないほどの人がいた。登山者や観光客を避けるため道を縫うように進み、大混雑の河童橋に到着した。ここで池田と合流し、天懇が行われる山研に向かった。

 

 

北鎌残置装備回収をサポートしていただいた、監督、コーチ、そして主将をはじめメンバーにはとても感謝しております。

おかげさまで無事にすべての装備を回収することが出来ました。皆様には色々とご迷惑をお掛けしました。本当にありがとうございました。

 

                                (報告者:三年 関 洸哉)

 

↑ 槍から北鎌尾根へ下降し、北鎌平で休憩中。

↑ 残置場所へ岩の稜線上を行く。

↑ 初夏に少しだけ移動させた残置場所へ到着。

↑ 北鎌尾根から槍と冬目指す東鎌尾根を見渡す

↑ 回収後、槍ヶ岳頂上にて

↑ 同じく回収後、雲海を背に関(逆光である)

↑ 下山日も天気は良かった

↑ ババ平キャンプ場、紅葉真っ盛りでした。