個人山行報告書     

                          日本大学山岳部          

    所) 丹沢 玄倉川水系 小川谷廊下

   間) 平成2472日(

メンバー) L 大谷 直弘(監督)、岡田 貞夫(元監督)、関 洸哉(3年)、横山 裕(3年)、山浦 祥吾(2年)

   )  曇りのち時々晴れ  気温+22度(行動開始時)

 

    松田(JR)駅北口820(車両移動)〜仲の沢林道沢口下降地点905〜沢筋下降地点入渓925ツルツル大岩1230〜デッチ沢上部壊れた堰堤1430〜仲の沢林道下降地点1535〜(車両移動)新松田駅解散1635

 

    今回は大谷が“勘七沢に登りに行こう”と学生に声をかけましたら、小川谷に行きましょう!と返事が返ってきましたので、急遽小川谷に計画を変更して行ってきました。

   当日予定通り松田駅を出発、お天気が気になるが今回の小川谷は“ズブ濡れ沢登り”になるのであま り関係ないと言える、今回のポイントは増水と天気の急変のみ要注意。

   大谷にとって小川谷は10年振りの遡行であり、その際ご一緒させて頂いた岡田元監督にも今回は参加して頂いた。

 

林道からの沢へは急斜面なので懸垂下降をして、いざ小川谷に入渓開始となる。

1は軽く乗越してF2に取り付くが、今回お助け残置シュリンゲはあったものの、お助け流木が立てかけておらず、最終的に左岸を高巻くことにした。過去4回来ているが、今までこのようなことはなく

流木の有難味が良く分かったのと同時に登れなかったのがショックである。

高巻きはザイルで3ピッチ安全に通過して落ち口に到着、この頃になると晴れ間も見え始め、陽が当たる場所は蒸し暑く感じる程になる。

 

ツルツル大岩まで到達してビックリ、大岩の右側が貫通しており簡単に通過できるようになっている、昨夏の大型台風タラスの仕業か?

石棚ゴルジュ帯も上級生パーティーなので、水浴び、飛び込みをしながら楽しく滝を乗越して行く。

対照的に50歳を疾うに通過している大谷は、如何に冷たい沢に浸からないかに全神経を集中して遡行をしている、元気な学生たちを見ていると、歳はとりたくないし若さとは素晴らしいことと改めて感じる。

 

最後の石棚215mは最近力を付けてきた2年の山浦部員にトップを切ってザイルを固定して貰い通過する。

上部半壊した堰堤をくぐり、ゴーロに出たところで小休止、その後山道を経て林道駐車場へ戻ってくる。

6月から初夏合宿、焼岳+乗鞍天空マラソン、今回の小川谷と学生の皆さんと山で過ごす時間を多く作ってきましたが、これからもドンドンご一緒させて頂き学生を指導して参ります。

山から下りてきて、監督ッ、“沢登りもいいですね〜”なんて言葉が学生の口から聞こえてきますと、単純者の大谷と致しましては、直に次の計画を考えてしまいます。                            (報告者:大谷直弘)

 

 

大谷監督に誘っていただきまして、だいぶ久しぶりの沢登りに行ってきました。前日の天気から当日は心配でしたが、途中は太陽も出てくるなど丁度良い沢日よりに なりとても楽むことができました。

小川谷廊下は水もきれいで、高巻きばかり・・ということもなく、登る事のできる滝が数多くあり、とても楽しい沢でした。日帰りでもこういった沢を楽しめるのだから、もっと沢の計画も増やしていきたいと感じました。

大谷監督は、F2を登ることができなかった事にショックを受けておられましたが、そこからの潔さ、すぐに高巻き道を探し、するするとFIXを張っていく姿はさすが大谷さんといったところでした。

岡田元監督には、小川谷廊下は60回以上(確か)来られているということで昔と今の沢の変化した場所を教えていただいたり、肩がらみの指導していただいたりと色々と学ばせていただきました。

(感想:三年 横山)

 小川谷遡行;全メンバー

 ↑ 男は2種類沢を登るヤツとそうでないヤツ

 ↑ ツルツル大岩挑戦中の横山部員

 ↑ ツルツル大岩上部のゴルジュ帯通過:関部員

 ↑ ヒョイ、ヒョイと・・・軽やかに、横山です。

 ↑ 上部ゴルジュ帯入口

 ↑ 石棚入口4mの滝:山浦部員トップでクリア!横山部員も同じくスパイダーマン登りでクリア。

 ↑ 上部ゴルジュ帯の通過、山浦部員のへツリです。

 ↑ 石棚直下7mの滝

 ↑ 瀑水への第一派突撃隊は山浦部員にやってもらい、フォローで登る横山

 ↑ 何やら密談:監督がF2トップで登れないのはマズイよなっ・・・・ウン、ウン。

 ↑ 日大山岳部花の上級生