個人山行報告書     

                          日本大学山岳部          

    所) 富士山 (吉田口ルート)

   間) 平成2479日(

メンバー) L 大谷 直弘(監督)、関 洸哉(3年)、横山 裕(3年)

   )  晴れのち曇り  気温+14度(行動開始時)

 

    富士スバルライン駐車場040(車両移動)〜六合目0105〜7合目0140〜八合目0220吉田口お鉢(久須志神社)0410〜剣ヶ峰0445〜吉田口お鉢(久須志神社)0620八合目0710〜富士スバルライン駐車場0840

 

    来春のネパール山行の強化山行第二弾は富士山でのトレーニングを計画しました。

   乗鞍天空マラソンの反省を踏まえ、日常のラントレに起伏のコースを取り入れ短期間だが今日その成果を少し期待したくてやってきた。

   関部員もやる気満々、横山部員は被災者応援事業による富士登山が控えているので、その偵察山行ともなりました。

   

   大谷にとって、毎年通い慣れた吉田口ルートであり、目新しいことはありませんが、現役学生には富士山のピークまでの体の順応状況(高度障害)やお鉢を走って負荷をかけてみての体調の変化など

   自己の中で感覚として捉えておくことを目的としました。

関、横山両部員は前日までパンプ川口で練習をしての参加で、疲れもあまり抜けきらないままでしたが富士山に突入となりました。

スバルライン駐車場からヘッドランプを装着して行動、順調に標高を稼ぎ一般登山者を抜き続ける。

標高3,400m程で軽い高度障害が出るもの、その後のお鉢までの大渋滞で、逆にスロー登高が幸いして上手く順応できたようだ。

それにしても月曜の平日だと言うのに、このご来光渋滞は何と理解すればいいのか、近寄りがたい日本一高い山になってしまった。

 

団体グループの大渋滞を離れ、休む暇なく剣ヶ峰へ急ぐが今年は雪が多く、今朝は霜も降りていて滑りやすくなっている。

前述の通り雪が多いため剣ヶ峰からの先のお鉢めぐりは遮断されているので、諦めて大休止をとって昨夜からの疲労をとることにする。

下山は吉田口下降ルートを経てスバルラインに戻ってくる。

 

横山部員には高度障害が出始めた頃のペース配分の取り方、下山ルートが途中から一通になること、下山ルートはトイレが少ないことなどを各ポイントにて大谷が伝える。

関部員は夏の計画立案、個人山行の指導など最近疲労感が溜まっている中での富士山でしたが、高度障害の感覚(眠気+倦怠感→徐々に順応→体が復活)が軽いものでしたが、今回経験する事できて良かったようです。

                                 (報告者:大谷直弘) 

 ↑ 富士スバルライン5合目駐車場 いざヘッドランプを点しての行動開始

 ↑ お鉢沿いに剣ヶ峰へ

 ↑ 富士山 最高点

 ↑ 富士山頂は残雪多く、霜が降りてました。

 ↑ 吉田口下降ルート下山中

↑ バックの吉田大沢には残雪が沢山