2009年度GW合宿報告書

文責:設楽琢麿

山域  :越後 槻岡寺〜金城山〜巻機山〜谷川岳〜土合

期間  :2009429日(月)〜319日(木)

メンバー:CL設楽(4)SL船田(4)、高木(2

 

 

 

記録

429日(水) 天気 快晴

1010槻岡寺〜1100三合目〜1200六合目〜1230七合目〜1340八合目〜

1505金城山避難小屋CS1

 三合目過ぎのトラロープが垂れている登りは、下が泥で滑りやすく苦労した。七合目から八合目までは、稜線が細く岩場もあり冬は難しくなりそうだ。稜線上は右側がすっぱり切れており、岩場の間を縫うように進む。低山ではあるものの中々の景色だ。雪があればベタ張りかもしれない。避難小屋は8人ぐらいが限界だろうか。今日は豪勢にステーキである。

 

 

 

430日(木) 天気 快晴

500金城山避難小屋CS1540イワキ頭〜650北入ノ頭〜1100南入ノ頭〜1330割引岳〜1415巻機山〜1430巻機山下CS2

 進み始めるとすぐに藪が出てきた。イワキ頭は左右の稜線に騙されやすい。北入ノ頭への登りも藪で苦労した。北入ノ頭も視界が効かなければそのまま東側に誘われそうな形をしている。最低コルからの登りはペースが落ち、藪はさらに濃くなり、なかなか進まない。東側の斜面に出たが、傾斜があり雪も腐ってきている。ロープを出して通過した。南入ノ頭からは、小ピークの南斜面の笹藪を右上してコルに降り、雪が残っている斜面を繋げて稜線まで上がった。割引岳からは暑い中だだっ広い尾根を淡々と歩く。牛ヶ岳との分岐から少し下がった場所で幕営する。今日は初めての藪漕ぎでかなり疲れたが、これまでとは違った難しさのあるルートを踏破できて、皆満足そうである。

 

 

 

 

 

 

 

 

5月1日(金) 天気 快晴

500巻機山下CS2600米子頭山〜750柄沢山〜1015檜倉山〜

1130大烏帽子山〜1300ジャンクション・ピーク〜1400清水峠CS3

 特徴があったのは、檜倉乗越とジャンクション・ピーク手前のリッジ。雪庇が発達するに違いない。とにかく広い尾根の登り下りで、藪はだいたい埋まっていた。暑さも合わさって長く感じる。まさに白い砂漠。ジャンクション・ピークからは雪の下りでサクサク進めた。巻機山が遠くに霞んで見える。今日もずいぶん歩いた。

 

 

 

52日(土) 天気 快晴

500清水峠CS3600七ツ小屋山手前分岐〜630大源太山〜

730七ツ小屋山手前分岐〜855武能岳〜1100茂倉岳〜1250谷川岳トマの耳〜

1310肩ノ小屋CS4

 大源太山直下の鎖場は、足場はあまり無かったが雪は付いていなかったので問題なく通過できた。蓬峠から茂倉岳までは随分と標高差があったように感じた。一ノ倉岳からの下りで高木が転倒してしまった。クライムダウンにする等、慎重に下る工夫が必要である。気を引き締めて谷川岳に向かう。肩ノ小屋の脇にて幕営した。連日の暑さでうんざりしていたが、もう明日は下るのみである。

 

 

53日(日) 天気 曇り

430肩ノ小屋CS4540ラクダのコル〜710谷川岳指導センター

 雪が腐ると危険になると考え、計画より1時間早く出発した。雪が少なくほとんど夏道を歩く状態だったが、雪の斜面も出てくるのでアイゼンを外したのはラクダのコルを過ぎてからだった。鎖場が終わってからは、雪の上と夏道を行ったり来たりしながら快調に下る。指導センターで荷物を整理し、水上で汗を流して帰途に着いた。