2009年度個人山行報告書

日本大学山岳部 主将 船田良

山域:谷川 仙ノ倉岳 三国峠

期間:平成211028日(水)〜1030日(金)

メンバー:CL船田、高橋

 

記録

1028日(水)1日目 天気 晴れ

 

 谷川岳ロープウェイの土合口駅にビバークする。平日だからか人がいない。

 

1029日(日)2日目 天気 快晴のち曇り

 

 405土合口駅〜630谷川岳〜900万太郎山〜(11001210)エビス避難小屋〜1330平標山の家

 

 朝食をしっかりとり、真っ暗の西黒尾根を登る。高橋のトップは初めからピッチが早かった。スピードを落としても構わないことを伝えても、どうしても早くなってしまうそうだ。着いて行けるペースなので、それ以上は言わないことにした。朝食のキムチのゲップに喘ぎつつ、2ピッチで谷川岳に着いてしまった。西黒尾根の印象を変えなければならない。谷川頂上手前で日が出てきて、今回は帽子を持ってくればよかったと後悔した。

 谷川岳からは芝刈りの手入れがよくされていて気持ちのいい縦走路となる。大障子避難小屋手前の水場で高橋に5ℓを追加する。すると万太郎山手前から少しペースが落ちだした。越路避難小屋を過ぎるころにはバテだし、寝不足に拍車をかける形となった。エビス避難小屋までは登りでは数歩ごとに膝をつき、下りでは足に力が入らず駆け下っていて、まるでボロ雑巾のようだ。バテてから1ピッチ歩かせたところで仮眠をとらせることにした。1時間寝たら回復したようなので、先に進むことにした。仙ノ倉山からは木道が敷かれ快適だ。平標山ノ家の天場に幕営となった。ちなみに山ノ家では水が出ていた。

 

1030日(月)3日目 天気 快晴

 

 500平標山ノ家〜710三国峠〜1000猿ヶ京温泉

 

 朝は清清しいが上空には雲ひとつなく今日も暑そうだ。山ノ家から縦走路はヤブを刈った縦走路となりふわふわしている。三国山からの下りは急傾斜の木道が延々と続き、時間以上に疲れた。三国峠からは幅の広い登山道となり黙々と3ピッチ、最後の急斜面を下りると猿ヶ京となる。予定通り温泉につかり、帰京となった。