2008年  GW山行 越後

期間: 平成20年4月26日〜4月30日

場所: 越後 駒の湯〜越後駒ケ岳〜中ノ岳往復
メンバー: L設楽(3)SL船田(3)

426日(土) 天気:曇り時々雨

13:50大湯温泉〜15:10駒の湯CS1

大湯温泉から駒の湯へ歩き始めると、雨が落ちてきた。駒の湯の吊り橋は標識が隠れており、一度通り過ぎてしまった。細い板の下には水流が見えて、少し心細い橋だ。橋を渡ってすぐの場所にテントを設営する。時々雨が落ちてくる音がする。 

427日(日) 天気:ガス

620駒の湯CS1750栗の木ノ頭〜950小倉山〜1100百草ノ池〜1150前駒〜1230駒ノ小屋CS2

 初日から寝坊してしまった。行動しながら朝食は摂ることにし、とりあえず撤収して出発する。出だしから傾斜のある尾根である。標高1026m地点をすぎてから鎖場が一箇所あった。ここからは雪がだいぶ残っており、シュルンドが見受けられる。小倉山以降は夏道はほぼ見えず、ガスで視界が悪いため赤旗を追いながら慎重に進む。前駒から駒ノ小屋にかけても傾斜がある。駒ノ小屋は開かれており、恐らく冬期も使用可能だと思われる。少し話し合い、今日はここで泊まることにする。17時頃から雨が降り始める。 

428日(月) 天気:ガス一時晴れ

500駒ノ小屋CS2645天狗平〜915檜廊下〜1020四合目〜1130中ノ岳避難小屋CS3

 雪が降っており、ガスも変わらずである。明るくなるまで待ち、出発する。帰りに天気が良くなることを期待し、越駒は踏まずに進む。グシガバナとの分岐もガスのせいで尾根がはっきり見えない。ここから檜廊下までは夏道が細く、残雪の上では崩れないように神経を使う。今日は西側からの吹き上げが強い。天狗平からはタイトロープをし、檜廊下手前でスタカットに切り替えて1P張った。中ノ岳避難小屋近くに着いたはずなのだが、ガスが濃くて見つけられない。地図とコンパスを見ながら苦闘していると、ガスが少しだけ切れたので目を凝らす。やはりすぐ近くにあった。避難小屋の中にテントを張り、中ノ岳登頂と偵察は晴れ間が覗くようになった1330頃出発した。祓川への下降は視界が悪いと難しそうだ。

429日(火) 天気:快晴

430中ノ岳避難小屋CS3535出雲先〜650御月山〜755中ノ岳避難小屋CS3着〜撤収〜840中ノ岳避難小屋CS3発〜920檜廊下〜1135天狗平

1315越後駒ケ岳〜1400駒ノ小屋CS4

 快晴の下、出雲先へ向けて出発する。御月山を過ぎると、鎖場が一箇所あった。傾斜がきつく、10m強はあるだろうか。出雲先から八海山方面を眺めると、地図で見る以上に高低差があるように思える。帰りは登りが続くためペースが上がらない。檜廊下通過後にスタカットで3P張った。タイムは50分だった。天狗平からの登りも念のため1P張った。今日の越駒は昨日の寒々とした感じと違い、素晴らしい天気だ。巻機山なども綺麗に見える。天気が良いので駒ノ小屋の前にテントを張り、濡れ物を乾かした。スペシャルが沢山あったので食いつぶす気になれなかった。

430日(水) 天気:快晴

400駒ノ小屋〜450小倉山〜715駒の湯〜820大湯温泉下山

残雪は適度に締まっており非常に歩きやすい。小倉山を過ぎたあたりで太陽が見えてきた。

二日目はガスの中で厳かに見えた越駒が、今日はとても穏やかに見える。駒の湯から大湯温泉まで歩き、風呂で汚れを落として上り電車に乗った。

文責:設楽 琢麿