2008年  秋山合宿

期間: 平成20年11月1日〜11月3日

場所: 北アルプス 新穂高温泉〜槍ヶ岳〜新穂高温泉
メンバー: L設楽(3)SL船田(3)、高木(1)

111日(土) 雨のち晴れ

5:50新穂高温泉CS1〜穂高平避難小屋〜7:45白出沢出合〜9:00滝谷避難小屋〜11:00槍平小屋CS2

 前日は新穂高温泉から少し歩いた所にテントを張った。夜は雨が降っていたが、標高の高い所では雪だったようである。計画では出発が早過ぎた。明るくなってから出発した。白出沢出合までは車が通れるようなしっかりした道だ。対岸から登山道が始まった。短い間隔で赤布が付けられており、足りない部分は付け足しながら進む。チビ谷のあたりから雪がうっすらと積もっている。滝谷避難小屋は10人程度なら入れそうだ。雪の滝谷は何とも言えない雰囲気があり、皆立ち止まって眺めていた。槍平までくると雪がスネくらいまで積もっている。テントを設営した後、奥丸山の途中まで偵察を出した。 

112日(日) 晴れ

555槍平小屋CS2735奥丸山〜1200千丈沢乗越〜1520槍ヶ岳山荘CS3 

 奥丸山への登りは、登り始めが急だがルートも分かりやすく、数箇所細くなる部分で気を抜かなければ大丈夫だろう。山頂からは黒部五郎岳・笠が岳・乗鞍岳などが良く見える。ここまでは先行者がいたのでトレースを使えたが、槍ヶ岳へは自分達の力で進まなければならない。1P目は良いペースだったが、時間が経つと動きが鈍くなってきた。やっとの思いで千丈沢乗越にたどり着き、ラッセルから解放されたと思ったが、最後の登りが一番つらかった。槍の頂上への道は雪が凍っている部分も見受けられる。とりあえず明日もう一度考える事にして、テント設営、デポの梱包などを行う。

113日(月) 曇り

550槍ヶ岳山荘CS3635千丈沢乗越〜900槍平小屋〜950滝谷避難小屋〜1040白出沢出合〜1130穂高平避難小屋〜1220新穂高温泉下山 

 無理せず下山する事にした。やはり下りは楽だ。船田は元気にライチョウを追い回している。高木は昨日の疲れが抜けておらず、動きが遅い。槍平以降はだいぶ雪が消えていた。雪がなくなると高木もペースが良くなった。新穂高の風呂に大急ぎで入り、バスで帰った。

文責:設楽 琢麿